
私に大きな影響を与えた絵の先生との出会いは中学一年の時に、美術の課題が仕上げられなくて、休み時間も必死で、デザインの作品を仕上げていました。友達も手伝ってくれて、夢中で描いていたときに、美術の先生に、「色感が、いいわね」と、たった一言かけられた言葉が、その後、絵の道に進むきっかけになったのです。
高校3年生の時、偶然に中学の時の先生の絵画教室の展覧会に立ち寄りました。その時の小学生の水彩画に感動をして、私もその先生の絵画教室に通うことになったのです。週に一度の絵画教室が、私にとっては、心休まる憩いの時間になりました。その後、その先生のアトリエには、およそ10年間通うことになったのです。
中学、高校、その後の10年間と、私にとっては、その先生の存在が、自己肯定感を高める大切な存在となりました。
ある日のアトリエでは、「道端に落ちている石一つをとっても、感動する心が大事」と教えていただいた事を、今でも思い出します。
その先生には、何一つ強制したり、駄目出しをされることなく、ひたすら眼の前のモチーフを、よく観るという方針の教え方でした。
「描く時間よりも、観るが長くても、良い」その言葉がけで、私は、ゆったりとのんびりと制作に集中出来たのです。
大学生時代の私の憧れは、その絵画教室の先生でした。おぼろげながら、私は将来、結婚して家庭を持った時に会社勤めではなく、私もアトリエを作り、絵をおしえる仕事をしたいと思いました。
大学の専門は、障害児教育を学んでいました。卒業後は、小学校教諭、塾の講師などをして絵を学ぶお金を貯めていました。それは、絵と心理学の経験を積み、もっと学びたかったからです。仕事をしながら、美術教諭の資格を取るために、東京まで通い、試験を受けたりセミナーを受けていました。働いたお給料は、全て勉強に費やしていたのです。
私が、ここまでこだわって学ぶ事に時間をかけたのは、自分の人生を人のせいにしないという決意がありました。
ここで私が、今回、皆さんに伝えたい事は、今の時代は、資格にこだわらなくても良いと思う事、絵を描きたいという、気持ちに正直に生きる事で絵の仕事は、可能だということです。
また、絵を仕事にしなくても、絵を描くことを楽しみ、自分らしく生きる人を、応援したいと思っています。









コメントを残す